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2008年4月23日に那須高原で出会った運命の猫ボンちゃんとの共同生活そのときどきの出来事や想いなど綴ってます。


by holyluck
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愛についてやっていく

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自分の誕生日に予定していた友人との食事が延期になり、
一人で迎えることになった誕生日。
まあ、それがほぼ通常なので別にいいんだけど、
ならばと前日に大好きなケーキ屋さんでケーキを買ってきて、
朝と昼に1個づつ食べて大満足。2個とも美味しかった!

ならば…と好きな街に出かけることも考えたけど、
この部屋で過ごす最後の誕生日になるんだなぁと思い、
ボンと12回はこの部屋でお互いの誕生日を祝ったんだと振り返ったら
やっぱり寂しくてなって少し泣きそうだった。
ケーキを買ってきておいて良かった。


近いうちに引っ越ししようと画策している。
新しい部屋はまだ決まっていないけど
広くて見通しのいい部屋がいいなぁと思っている。
一人暮らしには勿体ないくらいの広さの物件をみて、
これまでうん十年と一人暮らしをしてきたけど
初めて「広いと淋しいかな?」などと思った自分にびっくりした。

これまでの「広い部屋」はボンが縦横無尽に走り回るスペースと
タワーを設置したりトイレやベッドを置いたりする為に必要で
けして自分の為ではなかったから。

今回は自分の為に広い部屋を探している。
それが少し不思議で、時々自分は何をしようとしているのか
わからなくなる気がすることがある。

愛についてやっていく_f0050625_20251256.jpeg

ランチで2個目のケーキを食べた後、
腹ごなしに駅前まで買い物に行った。

デパートでちょうど坂崎さんの原画展をやっていた。
独特の揺れる線と楽しいストーリーを感じる絵。
思わずニコニコしながらひとつひとつゆっくりみる。
そこで写真のトートバッグの絵の原画を見た時、
胸が小さくズキュンと打たれた。
これからの1年、私は愛についてやっていく。
やっていくってなにか言葉にするのは恥ずかしいけど
とにかくやっていくんだ!と思ってしまった。
それでこの気持ちを覚えていたくて、
原画は買えないけどトートバッグなら買える!と購入してきた。

愛について、
昨年までの1年間が思い出す時間だったとしたら、
これからの1年間は行動していく1年間になる、
そう感じている。
いろいろあるとは思うけど行動していきたい。

愛についてやっていく_f0050625_20395701.jpeg


# by holyluck | 2023-09-19 20:00 | Trackback | Comments(0)

誕生日に寄せて

誕生日に寄せて_f0050625_19534486.jpeg

星々があなたの悲しみを取り去るように
花々があなたの心を美しさで満たすように
希望があなたの涙を拭い去るように
そして 何よりも
静けさがあなたを強くするように

May the stars carry your saddess away
may the flowers fill your heart with beauty
may hope forever wipe away your tears,
and,above all,
may silence make you strong.



# by holyluck | 2023-09-18 22:22 | Trackback | Comments(0)

ボンを追体験する

ボンを追体験する_f0050625_12304402.jpeg

写真は9月10日朝のもの。
2年前もお天気が良く気持ちいい朝だった。


8月に突然体調を崩して床に転がって凌いでいた時、
ボンと同じ景色を見てるような気持ちになった。
私は体調が悪い時はベッドで寝ていられない。
今回も3週間くらい床にゴロゴロ転がっていた。

床に転がりながらボンの最後の1カ月を思い出していた。

ボンも突然食べなくなり口が気持ち悪いのか
時々くをクチャクチャさせていた。
体を起こしているのがつらいのか
横たわる姿勢が多くなりどこともなくジッと見つめていた。

まるであの日々のボンになったみたいだ。

タクシーで内科を探し回ったのも
水と食べ物を前に呆然として食べられないのも
やっぱりボンと自分が重なるようで
ボンはこんな気持ちだったのかな、
ボンからはこんな風に見えていたのかな、
ボンは我慢して受け入れていたのかな、
ボンは母ちゃんに悟られないようにしてたんだな、
そんなふうに想像したり考えたり感じたりする日々だった。

9月1日になってスッと楽になったのは不思議だったなぁ。

ボンはどんなにつらくとも最後まで生ききった。
自分が死ぬなんて考えていなかった。
息を引き取るその瞬間まで生きた。
そのおかげで母ちゃんも診断が下った時以外は
死ぬことを前提とした行動が出来なかった。
だからボンが息を引き取った時に唖然としたし
何の準備も出来ていなかった。


全く同じではないにせよボンの病を追体験したのは
何か大きな意味があるように思う。
今年の8月はボンと再び繋がった1カ月だったんだな。

あ、だからニャーんと出てきたのか!



# by holyluck | 2023-09-11 22:22 | Trackback | Comments(0)

あれから2年

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今日はボンの命日だった。
最近はもう泣くことも無かったのに
ボンの最後の1カ月を思い朝からメソメソ泣いてしまう。

あれから2年が経ったのか…
あっという間にだったような
いや、もっと時間が経ったような気もする。
いずれにせよもうボンは物理的にいない。
ただそれだけが事実。

ボンへの愛しさと悲しみと切なさと後悔と
なによりボンと出会えた喜びを胸に
これからも生きていこうと改めて思う。
友人やエフやすっちゃんのチカラを借りながら…





# by holyluck | 2023-09-10 22:22 | Trackback | Comments(2)

帰ってきたボン

帰ってきたボン_f0050625_10112699.jpeg

8月はじめ、突然体調が崩れた。
あれあれと思っている間にあっという間に底に落ちた。

ある日、
ベッドで寝ていたら「ニャーん」とボンの声が聞こえた。
あら、ボンの声だ…と思いつつ再び眠りに吸い込まれた。

その日の夜、ボンを抱っこしている夢をみた。
両手で抱えて温もりを味わう。
そうそうボンはおっきい猫だったもんなぁと
ずっしりとした重さを感じる。
ふわふわでなめらかな和毛。
ボン、大好きだよ。。。

その後も数日間、何度か床を歩く時の爪が当たる音が聞こえた。

母ちゃんのピンチを察して帰って来てくれたのか
お盆だからとりあえず帰ってきてみたのか
ボンの性格からして後者のような気もするけど
やっぱり夢でも会えると嬉しいなぁ。

ちなみにボンが帰って来たからといって
体調が劇的に良くなったというようなことはなく
長患いになってしまったのだった。


もしかして
もしかして
「母ちゃんこれからが大変なんだぜ、がんばれよ!」と
ボンは発破を掛けにきたのかもしれない。
ありえる。



# by holyluck | 2023-08-31 22:22 | Trackback | Comments(0)